Page 9 - 코리아카코_20년사
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株式会社コリアカコー創立20周年を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。創立20周年
                記念誌に祝辞を寄稿させて頂くことになり、非常に光栄に存じます。私は、創立者の昔哲基博士が日
                本の横浜国立大学大学院で学問を習得されている時に、指導教官を務めさせて頂きました関係で

                祝辞寄稿の栄誉に浴しております。
                  株式会社コリアカコ―代表理事昔哲基博士が横浜国立大学に在学しておられた時の思い出を披
                露させて頂きたいと存じます。1987年に、私が在職しておりました安全工学科の先輩教授である上原
                陽一教授から、発破の勉強を希望している韓国人がいるので、面倒を見てくれないかと依頼され、昔
                                                                                                横浜国立大学名誉教授
                さんに私どもの研究室で勉強して頂くことになりました。昔さんは国立ソウル産業大学校(現国立ソウ                                  小川 輝繁
                ル科学技術大学校)建築学科を卒業後、ロッテ建設で建築技術者として働いておられましたが、建
                築物の発破解体技術に興味を持ち、日本の発破技術の学ぶために、当時上原研に留学しておられ
                た友人を通じて上原先生に依頼されたとのことでした。横浜国立大学の大学院入学試験に合格する

                ためには、日本語の能力アップと受験勉強が必要でしたので、まず研究生として在学して頂き、力を
                つけて頂くことにしました。外国語につきましては若いほど楽に習得できますが、昔さんは社会人にな
                ってしばらくしてからの来日ですので、年齢的にみて日本語の習得が大変だったと思います。当初は
                言葉の壁でかなりストレスがあったと推察しますが、これら種々の困難を乗り越えて1989年の入学試

                験に合格されました。しかし、入学手続きの期間にお父上の体調が芳しくないため、手続きを友人に
                依頼されて帰国されました。ところが、友人が手続期間を勘違いされていて、期間中に手続きがなさ
                れなかっため、入学が許可されませんでした。あまりにも気の毒なので、私も学部長や事務にお願い
                しましたが、ルールは曲げられないということで1年を棒に振ることになりました。このような不幸も乗り越

                えて1990年に入学試験に再度合格され、90年度と91年度の2年間大学院修士課程で勉強され、修
                士課程を修了されました。研究生と大学院修士課程で発破による被破砕物の破砕メカニズムについ
                ての研究をされ、この分野の日本の代表的研究者である通産省公害資源研究所(現産業技術総合
                研究所)勝山邦久博士にも指導をお願いし、また同所の和田有司博士等にも指導のご援助をいただ

                き、充実した研究生活を送られたと思っております。大学院修了後、韓国で解体発破を中心とした発
                破の会社を立ち上げたいとの相談を受けましたが、大学での研究は学術的ですので、会社を立ち上
                げるためにはさら実務経験が必要であると思い、株式会社カコ―の西田佑さんを通じて伊東昭社長
                (現会長)に、昔さんを預かって頂き、発破技術や工事の実務的な力量アップの指導をお願いしまし

                たところ、快く引き受けて頂きました。昔さんは、カコ―の米今国彦さん、西田佑さん、新藤孝志さん
                など多くの方のご厚意で実務経験を積まれ、カコ―の援助もあり、株式会社コリアカコ―を設立し、20
                年間で非常に立派な会社に育て上げられました。これは昔さんの技術力、経営手腕とともに、韓国の
                火薬・発破技術の向上に対する熱意と彼の人柄によるもので、心より敬意を表します。また、日本で苦

                労されたことが、昔さんの成功の一助になっていれば、私にとっても望外の喜びです。
                  今後、株式会社コリアカコ―がますます発展することを祈念して、祝辞とさせていただきます。







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